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TARI TARIに足りなかったモノ

 TARI TARIを最後まで鑑賞した上で、何か消化不良に感じた人が指摘する点が幾つかあるようだ。
 結局、舞台装置の一つに過ぎなかった校長と理事長の存在。海外留学を決意した紗羽の唐突さ、田中の恋愛話、そもそもヤンって何のために居たのか?etc…

 それらの「状況証拠」を積み重ねると、どうもTARI TARIの物語自体が2クールを前提に組まれたボリュームなのではないか?という推論に突き当たる。
 2クールあれば、描写不足だった教頭の変節も、もっと丁寧に描けただろうし、今ひとつ盛り上がりに欠けた最終回での自主学園祭も、より感動的な展開に持って行けた。

 私はTARI TARIを「群像劇」と呼ぶことには抵抗がある。
 何故なら、主要人物とされているのに男子が話に関わる部分が少なすぎたからだ。田中の恋愛話にしても、刺身のツマ程度なら、特に入れる意味が無い。
 或いはウィーン。一応の当番回では見せ場を作ってもらったものの、ヤンという、如何にも話を膨らませられそうなキャラを、ほぼ使い捨てで済ましている。
 この男子の扱いからして、作者は群像劇を作りたかったけれど、尺の都合でできなかった物語なのではないか?と類推する。
 分量的に不可能な部分を、泣く泣く切った。しかし、作者の思い入れ的に、どうしても残したい部分は削れなかった。
 なので、中途半端な残滓だけが残ってしまった、と。
 脚本的には「推敲不足」と言うほか無い。

 TARI TARIが名作になり損ねたのは、その思い切りが作者に足りなかったからではないか?が、私の結論である。
 作者的な立場に立てば、思い入れのあるエピソードは切りたくないという気持ちは十分理解できるのだけれど、それはそれで別の機会に描けばいい、と割り切れるドライさも、また創作者には必要なのではないか、と思う。

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テーマ:TARI TARI - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2012/10/09(火) 09:50:40|
  2. アニメ考察
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  4. | コメント:0

これはもしかして金の花田先生かも?

 数々の原作クラッシュ行為で勇名を馳せた花田先生。
 最近ではカンピオーネでも、なにやら良からぬ噂が聞こえてきたが、何故か、ことけいおんでの花田先生には不思議と悪評があまり聞かれない。

 これは何故かと言うと、けいおんの花田脚本と言えば、本当に毒にも薬にもならない平々凡々なアッサリ風味の脚本なのだけれど…逆にコレが功を奏して、脚本のアラや余計な自己主張を感じることなく、京アニの「如何に可愛いげのある女子を描くか」という演出に視聴者が集中できるのだ。
 私的には、けいおん成功の鍵は、この辺りにもあったと思っている。
(逆に、氷菓の評価に賛否両論あるのは、クドい脚本が京アニの画面表現力とコンフリクトしているせいだ。)

 そこで中二病。

 一話を見る限りでは、けいおん並に内容も無ければ主張も無い。
 けいおんが「音楽って【なんとなく】いいな」ぐらいの緩いテーマだったとしたら、中二病も「中二マインドって【なんとなく】いいな」強度で観られる。
 できれば、この辺りを保ったまま続いてくれればいいのだけれど…

 シリーズ構成・花田先生の手腕に期待したい。

テーマ:中二病でも恋がしたい! - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2012/10/04(木) 19:55:01|
  2. アニメ考察
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:0
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